雑誌SPINNUTS.とは

SPINNUTS(スピナッツ)は「SPIN(紡ぐ)」+「NUTS(夢中になる)」の二つを繋げて作った言葉です。

雑誌『SPINNUTS.』は、1985年に8ページ30部から始まりました。「紡ぎに夢中」という気持ちを大切に、暮らしを紡ぐ衣食住に視界を広げた雑誌を目指しています。

さて羊は、人との一万年といわれる歴史の中で、その毛から糸を紡いで服を作り、毛皮は敷物やコートにし、乳からはチーズを作り、もちろんその肉で空腹を満たしてきました。モンゴルの人は、羊毛から作ったフェルトの家、ユルト(ゲル、パオ)に住んでいます。
ペットボトルから作るリサイクルのフリースが注目されていますが、ずっと昔から羊毛製品はリサイクルされてきました。現在も愛知県一宮市などでは、残糸や縫製工場から出た裁断くずなどを、ほぐして反毛にする工場が稼働しています。

また1986年のチェルノブイリ以降、英国のシェットランド島の羊から、高レベルの放射能汚染が検出されました。その後8年経っても1000ベクレル/kgを超える羊毛が日本にやってきていた事は衝撃でした(スピナッツ80号掲載)。
素材の原点に触れるということは、まさに地球環境を肌で感じるということ。そこから自分は何を考え、何を行動するかが問われます。

雑誌『SPINNUTS.』は、手芸に夢中な羊マニアだけでなく、一万年 の昔に思いをはせるロマンティックな羊物語や、伝統の技術を掘り下げるディープワールドなど、現代に生きるリアルな羊と羊毛を、色々な角度から掘り下げていきたいと思っています。羊をめぐる衣食住は、人の暮らし全て。SPINNUTSの土俵はワールドワイドに広がります。

 


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